一年振り返り。

今の会社に勤めるようになってちょうど一年なので、今後に向けて、この一年の振り返りをしておこうと思う。自分が生きている世界(業界)としての話と、自分個人の話、分けて整理してみる。


1.オンライン教育業界としての話

正直なところ、クオリティの高い授業を低価格で配信するだけでは「しんどいな」というのが、率直な印象だった。他のリアル予備校に行くのを止めてまで乗り換えてくれる状態のサービスレベルにできたかというとNOだったと思うし、「いい教育には金がかかる」という風潮を壊せたかというと、まだあまり変わっていないと思う。何より、どうすればオンラインで、リアル予備校が持っている価値を置き換えられるのか、もしくは他の付帯サービスでどう補完するのか等も含め、トライアルアンドエラーがほとんどできなかった。オンライン教育サービスが「Edtech(Education-Technologyの略)」として騒がしくなってきて有象無象のサービスが出てきているが、資本力のお陰で知名度は上がったしコンテンツの量質共にぶっちぎりで勝っているとは思うけども、本質的な、オンライン教育としての価値みたいなところに踏み込むことはできてないな・・・と、反省の一言だと思っている。


2.自分としての話

めっちゃ忙しかった割には、日々起き得るトラブルやイレギュラーの対応に追われるのに必死で、自分のlong-term goalに対してどう進んでいるのか、その線上でのshort-term goalとしての目の前のサービスをどう作り込んでいくか、みたいなところに全く頭を使えていなかったと思っている。日々の定型的な対応はどんどん自動化してさっさと自分の手を放して、もっと創造的なことに頭と時間を使ってたい、というのは、一つある。

後は、やっぱり全体的に頭の中がしっちゃかめっちゃかになってる印象は結局一年間ずっと拭えなかった。仕事ノートにはガシガシ色々書いてるけど、仕事以外の、自分の頭の中の整理用のノートは、今もうどこにやってしまったのかわからないような有様だし、自室の机の上も散らかってるし、だいたい部屋も片付いてないし、カバンの中も散らかってるし、何というか、状況として終わってると思う。心に余裕が無さすぎるんだろうね。まずは、部屋整理して、カバン整理して、目に見えるところから、一個一個落ち着かせてくしかないね。。


まあ、というわけで、ずっとバタバタしてて特に3月は平日5日で100時間くらいの勤務時間になったりもしてたけど、目の前の仕事に対してアレコレ考えるだけの近視眼的になるんじゃなくて、自分の人生において、そしてオンライン教育の未来においての、今の仕事がどう位置づいているのか、みたいな視点は常に意識していられる4月以降にしたいなと思っている今日この頃です。