大晦日

1年間の振り返りを、幾ばくか。


この一年、本当に会社と家の往復だけだったけど、それだけの時間とエネルギーを費やす仕事ができたのか、そもそも費やすべき仕事だったのだろうか。2014年の目標であった「嬉しさに涙する」ことは結局できずで、睡眠時間を削って仕事に追われるだけの日々が続き、時たまの様々な人との時間を作ろうとしその時間に幸せを感じられたのが、自分の心身を傷つけ続けたことへの、せめてもの贖罪だったのかもしれない。


傍目に見れば、大規模な新規事業の核を任せてもらえたり、賞を頂けたり、海外案件にアサインしてもらえて月の3分の1を海外で過ごすような生活をさせてもらえたり、と、文字に起こすと何だかとても充実してたように見えるはずなのに、当の本人か感じている気持ちは空虚感でしかないというのは滑稽ですらある。


サービスを作る側と、それを生徒と向き合って届ける側、その二者が提供する価値の違いに、「影響度の広さ」と「生徒の顔が見える」というのはトレードオフであることは重々認識しているが、してるけどさあ…、という心境。今の仕事を続けていく中で、自分は「ビジネスパーソン」にはなれたとしても「教育者」にはなることが難しいという実感を持ってしまったことは、僕には軽くない事象だった。


じゃあ、どうするのかって言うと、辞めるという意思決定は、まだもう少し先になりそう。今の会社の中で、自分がイキイキ仕事ができる環境を創ろう(もう少し具体化すると、新しい部署を作ってそこに入ろう)と考え、色々と画策したりしてみたり。どう転ぶかわからないけども、あと1年、この会社でやれることはやってみて、その上で、別のステージに進むのか、今の環境に残って仕事をしていくのか、判断したいと思っている。



Ol' '55 - Eagles.

D


2015年も、何卒宜しくお願い致します。