勝負という手段の目的化

どうもどえむです。

こないだある飲み会で「最近ハマってることは?」って聞かれて「栄養ドリンクとポカリの比率を何対何にすれば一番よく効くか試すこと」って答えたら露骨にドン引きされました。いや、え、そういう話楽しくないですか?あ、楽しくないですかそうですか。。。笑



最近はもっぱら英語の勉強に時間の大部分を割いています。何回か前のエントリーで書いた英語勉強会を軌道に乗せて続けられており、毎週(火)に英単語テスト、(金)にWall Street JournalとTEDを題材にテストを行い、負けた方がその日の飯を全額奢るというルールです笑 ちなみに先週はこんな課題。

●英単語テスト・・・単語1000個w

WSJ+TED・・・記事一週間分から単語と読解テスト+TED動画4本からディクテーション

負けると自分の財布から二人分の食費が飛んでいくので、お互い真剣ですwちなみに先週僕が負けた時は「ねぎし」(牛タンのお店)にて高めのセットメニュー+サラダ付き(しかも高い方w)を注文という容赦の無さでしたwww

1週間に2回、それはもうなかなかに必死に追い込まねばならないわけですが、やってて、ああわりといい感じだなと。一人で単語覚えたり英字新聞読んでても絶対途中で萎えて続かないし(何度か一人でやろうとして失敗してきました...)、勝負して勝つことを目的、てか勝たないと自分の金が飛んでいくってのをムチにやってる方が確実に気合い入るしね。



こういうのをやるようになって特に思うのですが、やっぱり人が何か能力を高めたり鍛えたりすることにおいては、勝負するって凄く重要だなと感じています。どれだけ崇高な理念理想を掲げていたり高い目標があったとしても、一人でそれに向かって走ることというのは非常にしんどいんじゃないか、誰かと競い合って勝つために努力していく中で、結果的にというか気づいたら目標に近づいていたって方が多いのでは、と思っています。

「手段の目的化」ならぬ「目的の手段化」だと自分的には捉えてるのですが、今回の英語の勉強でいくとこれをやる【目的】は言うまでもなく「英語力の向上」であって、それを達成するための【手段】として「友達と勝負して勝つ」って設定をしていたわけですが、お互い真剣になればなるほど+お金がかかればかかるほど笑、【目的】が「友達と勝負して勝つ」ことになって、そのための【手段】として「英語力の向上」になってると自分の中では感じています。



そういう、本来設定していた目的が手段に入れ換わってるって意味で「目的の手段化」と表したのですが、実際にやってて凄く身が入るんですよね。まあ目の前にはっきり見える報酬があった方が頑張るのは人間の心理として当然ですもんね。逆に英語力の向上とか目に見えてわかるまで何年かかるんだよって話ですし、そんな果てしない道を高いモチベーションで延々と歩くとか、少なくとも僕にはしんどすぎます。

追加で、以前野村克也楽天名誉監督の本を読んだ時に「V9時代の巨人はレギュラー争いが非常に熾烈だった」と書かれていたのが印象的だったのですが、当時の巨人は王貞治長嶋茂雄を中心に圧倒的な強さを誇っていた(らしい)のですが、王長嶋も含めてレギュラーの座が安泰だったわけではなく、監督の川上哲治さんは毎年のように各球団から有力選手を移籍させては各ポジションごとのレギュラー争いをさせていたそうです。V9の間、スターティングオーダーはほとんど変わっていないのですが、それはその選手たちが毎年のレギュラー争いに勝ち続けてきたのであって、チーム内でのそうした熾烈な競争がV9巨人の強さの根源だったと書かれていたのを思い出し、改めて合点しました。



人それぞれ違うのでしょうが、少なくとも僕は厳しい、容赦ない競争原理の波に放り込まれた方が確実に頑張れるし、何より人と競争する中で自分がどうやって勝てるのか考えて試したりするの好きなので、残り1年間の大学生活に限らず働き始めてからも可能な限りそうした環境に身を置いていたいという風に思います。...ってこんなこと書くからどえむどえむって言われるんですかねw



サッカー日本代表キャプテン長谷部選手の特集動画

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こないだ何気なく見ていて「ドイツに移籍したのはレギュラー争いをするためだ」みたいなインタビューがあったので、せっかくと思い転載しました笑 9:10あたりからです。


ではでは。今回はこの辺で。おやすみなさい!


<追記>

最近の経済学(経営学?)の動向として「成果報酬は勤労意欲を奪う」だか「成果の向上には貢献しない」みたいな議論があるようです。僕は経営学専攻ではないので詳しくはわからないのですが、あれって例えば成果や業績を公平性の観点から計測可能な客観的な指標で測らねばならないという中で、そうした目に見える数値だけを追い求めることで本来の業務とズレたベクトルに進むことが起き得るってことで問題視されてるのだと思っているのですが、合ってますか?笑 たしかに仕事の業績って数値で測れるものもあればそうでないものもあるんだと思うのですが、であれば成果報酬がなじむ業務/なじまない業務って区分けをしたうえで後者に関しては適用しなければいいんじゃねって思ったんですが...誰か詳しい人教えてください<(_ _)>笑