講義レビュー③ブルース音楽からアメリカを見る

お久しぶりです。また更新が久々になってしまいました。実は先週の土曜あたりからまた風邪をひいてしまいまして・・・近日ようやく回復したところです。なんか最近体調崩すことが多くて情けない(・ω・`) 父親からもメールにて「人間誰でも体調は崩すが、最近多くないか?自分の身体もコントロールできない奴が、社会や国をコントロールなんてできるのか?私生活から考え直しなさい」という厳しい言葉を頂きました。いや、もうその通りです。来週から筋トレとかランニングとか、身体作り直さねば。



久々の更新は講義レビューです。休学中に勉強した内容をどっかしらに残しておこうと思って始めた講義レビューですが、このままだと全っ然終わらないのでちょっとペースあげないとw


今受けてるひとつに、色んな視点からアメリカ文化を俯瞰する講義があるのですが、先日は「ブルース音楽」という視点からアメリカを捉えなおすというユニークな内容でした。


講義前に流れてた音楽がコチラ

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僕はブルースって聞いても「音楽の種類のひとつかなー」くらいの知識しかなかったのですが、その講義にて教えてもらったのが次のようなことでした。

ブルースって1800年代後半にアメリカ南部で生まれたものらしいのですが、当時の社会的背景を考えると、南北戦争終結後、北部は工業化や都市化で大きく発展していくのに対し南部はヤギやロバを用いる農業中心で、奴隷制度が残存していたり人種隔離政策に近い状況があったりと、そういう背景の中で、現実からの逃避として「旅」「放浪」「生活苦」といったものをテーマにして作られたのが、ブルース音楽ということでした。

ブルースミュージシャンは小学校を出ていない人も多く、ギターやハーモニカの他は洗濯板や土瓶などの日用雑貨を楽器代わりにするなど、当時の社会状況がよく示されています。





あと、ブルースって大きく分けると「デルタ・ブルース」と「シカゴ・ブルース」に分けられるらしく、前者は上記に書いたような1800年代後半から1900年代前半、後者はそれ以降1970年代くらいまでの期間にできたもの、というかんじみたいです。

んで、その後者の時代って第二次大戦が終わるか終わらないかくらいの時期で、その時にはもう大規模農場も機械化してしまってて黒人の労働力は不要になり、黒人は仕事を求めてシカゴやメンフィスといった大都市へと北上して、そうした中での生活苦を歌にしたものがシカゴ・ブルースということでした。こっちの曲は楽器も割と電気化されたりドラムが入ったりと、白人向けに「洗練」され始めた様子がわかるとのことです。




とまあこんなようなことが講義で話されていました。

ブルースという音楽がいつどこでどんな社会状況の中で生まれたのか、人種やジェンダーエスニシティ、社会階層や地域文化などの位相がその音楽伝統の発生にどのように関わってきたのか、音の中に歴史や社会はどのように響いているのか・・・そうしたことを考えさせてくれる講義でした。





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今日バイト帰りに神戸屋さんで3割引きセールをしていたので、明日の朝ご飯にしようと思ってスコーンを3つほど買ったのですが、このブログを打ちながら深夜の空腹に負け、コーヒーと一緒に食べてしまいました。(写真に1個しか映ってないのは既に2個食べちゃったからです。)僕はこんな時間にいったい何をしているのでしょうか・・・笑 




うん、今日はこんなとこで。書きたい内容わりと溜まってるので、今後もうちょい頻繁に書きます(これ言うの何回目だろう・・・w)




ではでは。おやすみなさい。明日も晴れますように。