無事です。

どうもです。

3月11日、ブログをアップしようと近所のドトールでPCを叩いていたまさにそのとき地震に遭いました。twitterを見るだけでも凄まじい規模であることはわかったのですが、僕のいたドトールの入っているビルが耐震構造がしっかりした建物だったのか、幸いにも大した被害も受けずに済みました。(下宿先のマンションは本棚が壊れたり食器が割れたりとなかなか悲惨でしたが・・・)

しかしその後の原発の爆発やそれに伴う放射能の恐れ、予想される大規模停電、食料・物品の不足の恐れ等々の事情から、今週の月曜から京都の実家に戻っています。後ろめたい気持ちもあるのですが、親もかなり心配していたので帰ることにしました。卒業した高校にも寄ったのですが、先生からは「お前らは現地の人(東京の人)の食料を普段横取りして食ってるんだからこういうときは譲らなくちゃだめなんだよ」と言われたりもしました(笑)








地震原発の爆発が起こった後はテレビも新聞もtwitter地震一色で気が滅入った時期もあったのですが、今はもうだいぶ落ち着きました。ただそうした中でつくづく感じていたのは、学生というか己という存在の無力さでした。

いまの立場でできることなんて、たかだか何千円かの募金をしたりなるべく電気を使わないようにしたり、あとは献血にいくくらいのことでしょう。ボランティアに行くといっても今の状態なら行っても向こうの迷惑になることは目に見えている。こちらが善意で行おうとしたことであっても結果相手の迷惑になってしまうのであれば、それは何の意味もないわけで。ボランティアで大切なのは自分の思いなどではなく、あくまで相手方なわけで。

それと、大手企業やメガバンク、著名人らが億単位の義援金を出したりするのを見聞きしたり、今さら言うまでもないですが政府や東電の方々の毎日の文字通り命がけの尽力ぶりを見ていると、ああもう自分はホント何やってるんだろうかと、できることの無さにほとほと嫌気がさすばかり。





そんな時に、twitterで心打たれるツイートがありました。

僕自身すごく元気を貰えたし、自分のやるべきことを再確認できました。



@nakamaaさん

学生へのメッセージ。いま本気で世の中のためになりたいと思うのなら、ボランティアもいいが、それより、いまから卒業まで生活を変え、毎日「死ぬほど」勉強してほしい。手に職をつけ、心に知恵をつけ、人の役にたつ職業人として自立してほしい。-神戸の震災の日から本気で勉強を始めた元学生より。


@hisyo_flyさん

今もし自分が無力だと感じるなら、力を蓄えよう。それが金なのか権力なのか名声なのかは好き好きでいい。おそらく私たちが生きている間にこういう災害は何度も起こる。そんな時、少なくても今よりは自分の無力感を噛みしめなくて済むように。「貢献出来た」と未来の自分が胸を張れるように。






まさに。

今はそこまで役に立てないかもしれないけども、5年後10年後20年後に今よりは少しでもこの国の力になれるような人間になるために、今はぐっと雌伏の時を過ごし力を蓄えるのが、今の学生に最も求められることなのではないかと思えるようになり、非常に勇気づけられました。

早稲田が大学開始を5月に延ばす等々、東京では大学もどうなるかわからない状況ですが、そのときは僕は京都に残って京都大学に授業を受けに行ったりしながら勉強しようと考えています(もちろんその場合はきちんと先方に事情を説明して聴講の許可を戴かなければなりませんが)。僕が休学してしたいことである、大学の勉強に精一杯取り組むことができる場所であればどこでも行こうと、いまはそんな心境でいます。





あせらず、たゆまず、おこたらず、

やるべきことやりたいことやれることをきっちり見つめながら、目の前のことを着実に一つずつ積み重ねていきたいと思います。




地震の後、気が滅入った晴らしにと、彼女と立川の昭和記念公園へ散歩に行ったときに撮った写真です。

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もうすぐ春ですね。


明日も晴れますように。おやすみなさい。